「県道拡幅休止」提言

甲陽線の地下化 白紙へ

                                公共事業等審査会
                                        
 県の公共事業の必要性を有識者が評価する「公共事業等審査会」は22日、西宮市の阪急甲線
線の地下化に伴う県道拡幅工事について「休止が妥当」とする提言をまとめ、井戸敬三知事に伝
えた。県は提言を受け入れる方針だ。甲陽線の地下化は白紙に戻る見通しになった。。    
                                           
 甲陽線地下化は苦楽園口駅―甲陽園駅間の約1`を対象に2000年から県、西宮市、阪急電
鉄が総事業費約186億円の予定で進めてきた。県道大沢西宮線、市道山手線と交わる踏切をな
きし、渋滞を防ぐことが主な狙い。                           
 地下化には県道約700bと市道約800bの拡幅が必要で、うち県道約200bの工事は完
成している。しかし残りの県道と市道の拡幅には花見の名所である夙川公園の桜約20本を伐採
する必要があることなどから、地元から反対の声があがっていた。             
 審査会は「地下化の必要性は高い」としながらも、「事業継続には地元住民との合意形成が不
可欠で、一時休止はやむを得ない」と判断した。西宮市も「今後県、阪急と協議する予定だが、
市単独で事業を進めるのは難しいだろう」(道路事業推進グループ)としている。      
 審査会は大学教授や弁護士ら11人で構成。総事業費10億円以上の事業などを対象に、必要
性の有無を審査して県に提案する。今回は16事業が審査対象になり他の15事業は「継続が妥
当と判断した。                                    
                                           
                   *** 朝日新聞 2009.12.23 朝刊 ***


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